電気製品を自分でつくる場合は作業中の事故に十分に注意しよう!



安全への意識を怠ると大事故につながるおそれがある

電気製品は、必要な部品と工具があれば自分自身でもつくることが可能ですが、製作中は常に安全への意識を持ちながら作業をすすめなければなりません。例えば、つくろうとしている電気製品の材料となる部品に不用意に触れてしまうと、皮膚に傷ができたり、感電をしてしまうおそれがあります。切り傷や感電は軽度であればその場で対処が可能ですが、重度だと病院で医師による治療が必要になります。また、はんだごてのような加熱してから使用する道具を使うときは、熱を持っている部分に触れないように注意が必要です。熱を持つ部分は作業中は非常に高温になっており、電源を切ってからも冷めるまでにしばらく時間がかかるからです。部品や工具の取り扱い方を誤ると最悪の場合、火災が発生するおそれもあります。

起こり得るリスクと対処法を把握してから作業を始める

電気製品の自作を安全に行うためには、事前に作業に伴うリスクと対処法を把握することが重要です。切り傷や火傷、感電などといった自身の身体に生じうるリスクを避けるためには、作業中のマスクやゴーグル、手袋の使用が欠かせません。また、作業スペースに燃えやすいものは置かないようにしたり、コード類をできるだけまとめておくことは、火災や感電、転倒事故の発生を防ぐことにつながります。部品や工具の使用でトラブルが発生しても、メーカーに何とかしてもらえるわけではなく、自分自身で考えて対処しなければなりません。対処が困難なのであれば、自作自体を諦めて既製品を購入したほうが良いです。

プリント基板設計は、パソコンや携帯電話といった電気機器の製造に必要不可欠なもので、小型化や高性能化を目指す場合は、高品質かつ高効率な基板設計が求められます。